2009年10月27日(火)
続・シリコン類の逆襲!?
前に【シリコンの逆襲!?】の記事に、シリコンの種類によっては蓄積しにくいものもあると書きました。
シリコンも上手に使う分には、ものすごい味方になってくれます。
それでは、一体どんなものが蓄積しにくいものかを書いていきたいと思います。
まず、復習になりますが、シリコンとはもともとケイ素元素のことをさす言葉です。化粧品に使用されるものは化合物なので本来シリコーンと呼ぶのですが、一般的にシリコンといった呼び方の多いため(ノンシリコーンではなくノンシリコンなど)ブログではシリコンで書いていきます。
では、シリコンの種類ですが、大まかに分けて4種類に分けることが出来ます。
●ジメチルシリコーン
●揮発性シリコーン
●アミノ変性シリコーン
●ポリエーテル変性シリコーン
さらに、細かく分けていきます。
●ジメチルシリコーン
・ジメチコン
・ジメチコノール
●揮発性シリコーン
・シクロメチコン
●アミノ変性シリコーン
・アモジメチコン
・(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー
・アミノプロピルジメチコン
・ピス(C13−15アルコキシ)PGアモジメチコン
●ポリエーテル変性シリコーン
・ジメチコンコポリオール
・PEG−○ジメチコン ※○の中には数字が入ります。数字が多いほど水に溶けやすいです。例 PEG−12ジメチコン
・ポリシリコーン13
上記以外にも種類はありますし、同じ表示のものでも分子量の違いが生じます。
そして、この種類の違い。あるいは、分子量の違い。そして、配合量など問題が山積みなのです。
まず、種類ですが比較的【揮発性シリコーン・ポリエーテル変性シリコーンは蓄積しにくいもの】が多く、【ジメチルシリコーン・アミノ変性シリコーンが蓄積しやすいのもの】が多いので、一見成分表示で分かりやすそうですが、分子量や配合量などが成分表示では分かりにくいのです。
たしかに、【ポリエーテル変性シリコーンである、ジメチコンコポリオールやPEG−12ジメチコンなどはシリコンに界面活性剤が化学装飾されて、水へのなじみが良いのでシャンプーなどで簡単に洗い流せます。】
しかし、他のシリコン、特に一番一般的に配合されやすいジメチコンは分子量が小さいものから大きいものまでさまざまです。
以前ブログに書きましたが、分子量の小さいのものと分子量の大きいものと触ってみたことがあるのですが、同じジメチコンでも大きく感触と残留の仕方に差がありました。
しかし、【小さくても大きくても表示名はジメチコンと変わりません。】
また、シリコンにアミノ基を化学装飾させてカチオン化にしたものがアミノ変性シリコーンなのです。
以前化学装飾について記載したときに、カチオン化を説明させていただきましたが、【カチオン化は髪に対して吸着しやすくする為の工夫】でした。という事は、【カチオン化したシリコンは普通のシリコンよりも簡単にくっつく、つまり蓄積しやすいもの】になります。
しかし、上記にも書きましたが、シリコンが簡単に髪にくっついてくれる。つまり、使用してすぐに効果がわかりやすいのでたくさん配合されていたり、シャンプーやトリートメントアウトバストリートメントなどさまざまな商品に使用されたりするのです。
このように、安易にシリコンに頼るメーカーもいれば、ノンシリコンにこだわるメーカーもいます。
また、最近ではこういった【蓄積に対して考えてシリコンを配合しても少量】という考えのメーカーもあります。
とくに、市販メーカーよりもやはりサロン専売品のメーカーが、カラーやパーマへの影響を考えていることが多くなっています。
L&M hairでも、サロントリートメントをはじめ、店販商品に関してもメーカーに直接問い合わせてお客様に影響の無いものを使うようにしています。
※ただし、L&M hairでは毎日使うものに対しては基本的にノンシリコンの商品が多いです。
シリコンは、指通りやツヤ感を向上するには必要なものです。
しかし、蓄積しすぎると問題が出てきます。過去のブログでも注意してきました。
成分表示で分かるもの、少量しか配合していない商品など蓄積しないように使えば、一つの補修剤として味方になってくれます。
一番の問題点は、【最近ノンシリコンを謳って悪用している商品などがあること、必要以上にシリコンを悪にしていることです。】
ノンシリコンのシャンプーと表示してあって高級アルコール主体の洗浄力の高いシャンプーが販売されていることが多々あったり、ジメチコン無配合と書いてありながらシクロペンタシロキサン(シリコンの表示の違いで揮発性シリコーンのこと)が配合してある商品もありました。
上記のような悪質なメーカーが増えるのではなく、サロンメーカーの様に市販のものでも、ノンシリコンの商品やシリコン配合でもサロンの施術に影響がでないようなもが出てきたらお客様も気軽に使いやすくなるとおもいます(現に、ノンシリコンのトリートメントなど、市販の商品でも探せばあることはあるので…)
重要なことは、蓄積しないように【日々使うものはなるべく無配合。】
もしくは、【シリコンの特性を見極めてシャンプーなどで比較的落ちやすいシリコンが配合された商品】、【シリコンが配合されていても少量の商品】など、工夫することだと思います。
最近は、シリコンよりも他のオイルの吸着性が問題が出てきている場合があります。
その問題はまた別の機会に書きたいと思います。
Posted by 管理者 at 15時52分
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